点検ブログ
会社方針で紙の点検表が廃止に
紙の点検表が急に廃止に
会社の方針で突然、紙の点検表が廃止になったと言う話を書かせていただきます。
当社は、この点検表作成システム事業の他に、企業様向けに産業機械の販売やメンテナンスの事業を行っています。
その事業の中で、顧客企業様を訪問して産業機械のメーカー様と一緒に定期点検を行う仕事があります。
いつもは、点検項目が掛かれた点検表にチェックを入れて、点検作業が終わると、紙の点検表を手渡しで頂いていました。
ところが、先日、いつものように点検作業を終え、点検表を渡されるのか思っていたら、事情が変わっていました。
現場でパソコンを使って点検表を作成?
メーカー様の点検者の方が、
「ちょっと、机をお借りしていいですか」
「あ、はい。どこでも、空いている机を使ってもらっていいですよ」と言うと。
現場にパソコンを持ってこられ、エクセルの書式を開き、点検表の入力を始められました。
紙の点検表は、どうされたのかと聞くと。
「会社の方針で急に廃止になりました」
「パソコンを持ち歩いているんですか?」と聞くと、手書きの点検表が廃止され、ものすごく手間が掛かるようになったそうです。
一つは、点検表に作業完了の確認印が必要なのですが、紙の時は、その場ですぐにサインをもらえたのですが、パソコンになると、プリンターで印刷する必要があります。
「プリンターをお借り出来ませんか?」
と言われても、すぐに接続できるプリンターなんてありません。
結局、点検表は、メールで送ってもらうことにし、完了のサインはPDFで返送することにしました。
現場にパソコンは持ち運びたくない
工場内の点検現場は、ホコリも多く、決してきれいな現場ではありません。
点検作業には、作業道具も沢山必要で、そこにパソコンを持ち運ばなくてはならなくなり、大変だと言われていました。
紙の点検表に戻してほしいんですけど・・・
紙の点検表の廃止は脱炭素が理由
ある日突然、紙の点検表が廃止になった理由は、脱炭素経営の取り組みによるものです。企業は、CO2削減の目標を掲げた経営が求められています。
ペーパーレス化の取り組みで紙の点検表が廃止されたようです。
この流れは、今後も加速すると思いますが、実際にペーパーレス化を実現するには課題があります。
現場での点検作業は、いかに作業効率を上げるかが課題のはずが、ペーパーレス化によって余計に手間が掛かるようになってきています。
これだったら現場でも使える!
当社の点検作業の報告書作成は、スマートフォンを使っていますよとIT点検シート「デン紙化」の画面を見せると。
「これは、便利ですね。パソコンを持ち運ばなくて済むじゃないですか。しかも、その場で点検表をメールで送れるじゃないですか」
スマートフォンは、今やだれでも持っています。普段から持っているので、点検作業のジャマになるものではありません。
IT点検シート「デン紙化」の普及によって、脱炭素に向けた取り組みに貢献できれば幸いです。