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冷却塔点検表のひな形エクセルテンプレート

冷却塔の日常点検の必要性

冷却塔(クーリングタワー)の安定稼働のためには、定期点検が欠かせません。日頃から点検を行うことで、トラブルの予兆に気づき予知保全につながります。また、冷却塔で使用される冷却水は水質管理を怠るとスケール、腐食、スライムなどの障害が起こるため適正な管理を行うことで設備トラブルを防ぐことができます。

点検項目としては、下記をご参照ください。

  • 下部水槽
    汚泥やスラッジの堆積がないか。汚れが堆積してくると循環ポンプのストレーナの目詰まりが起こります。汚れが多い場合は、定期的に清掃を行う必要があります。
  • 充填材
    充填材は、冷却水を冷やす重要な部材です。スケールや大気からの塵や埃などが付着すると目詰まりし風の通りが悪くなります。風の通りが悪いと冷却水は冷えなくなりますので、清掃もしくは交換が必要です。
  • 散水装置(スプリンクラー)
    角型冷却塔は上部に、丸形冷却塔は内部に、散水装置が付いています。冷却水を充填材に散水しています。散水穴の目詰まりや、スプリンクラーの回転不良などが無いかチェックが必要です。
  • 冷却ファン
    冷却ファンは、冷却塔に風を取り込んでいます。ファンが異常な振動を起こしていないか、正常に回転をしているかなどをチェックします。

水処理用装置の保守管理

  • 自動ブロー装置
    冷却水の水質を適正に維持するために、電気伝導率を計測し設定した値に達したら自動ブロー弁を開き給水をおこない冷却水をきれいな水と自動で入れ替える装置です。電気伝導率センサーが誤作動していないか、自動ブロー弁が正常に作動しているかなど確認を行います。
  • 薬剤注入装置
    冷却水を循環利用していると濃縮によって、スケール障害、腐食障害、スライム障害などが起こります。そうした障害を防ぐために水処理薬剤を注入しています。薬注ポンプの稼働や薬剤タンクの残量、薬剤の注入量の設定など確認を行います。
  • 水処理薬剤の濃度測定
    水処理薬剤は、冷却水中での濃度管理が重要です。濃度が高すぎると無駄にコストが掛かり、低すぎると水処理薬剤の効果が発揮できず、スケール・腐食・藻・レジオネラ属菌などの障害を防ぐことができません。そのため、水処理薬品は適正な濃度管理が必要です。現場で濃度管理が可能な水処理薬剤をご使用の場合、点検表に濃度を記載し管理を行います。また塩素をスライムコントロール剤として使用している場合、濃度が高すぎると腐食が起きるため濃度測定を行い適切な管理を行います。

冷却塔(クーリングタワー)点検表のひな形エクセルテンプレート

冷却塔(クーリングタワー)の日常点検、水質管理で使用できる点検表のひな形エクセルテンプレートです。冷却塔および設備トラブルを防ぐために冷却塔(クーリングタワー)の点検表をご活用ください。

 

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